node.jsのいろいろなモジュール25 – SocketStreamを動かしてみる
SocketStreamとは
Nodeで動作するWebアプリケーション用フレームワークです。 このフレームワークはSingle Page Application(SPA。ページ遷移なしで動くアプリケーション)を開発することに特化しています。 SPAを想定していますので、最初の画面を読み込んだ後はWebSocketを使用してデータ通信やビューの変更を行います。
このフレームワークは、他のそれとは少し毛色が違うため、単純なCRUD系アプリには向いていません。 なお、基本はhtmlとjavascriptを使用して実装しますが、オプションで coffee scriptやjadeを使用することもできます。
環境構築方法
今回使用した動作環境は以下のとおりです。
- OS : MacOS X 10.7.4
- Node.js : v0.8.15
- npm : 1.1.66
適当なディレクトリを作成し、そこでnpmを使用して必要モジュールをインストールします。 socketstreamはグローバルオプションをつけてインストールしましょう。
% npm install -g socketstream
SocketStreamサンプルを作成
では、socketstreamを使ったサンプルアプリケーションを作成してみましょう。 「socketstream new <プロジェクト名>」でプロジェクトを作成することができます。 -cオプションをつけるとjavascriptの代わりにcoffee scriptを使用し、-jオプションをつけるとhtmlの代わりにjadeを使用します。
% socketstream -c -j new mysocket
上の状態でプロジェクトを作成すると、チャット機能をもったデモが動く状態でプロジェクトが作成され、 アプリケーションを起動すればそのまま使うことができます。 なお、-mオプションをつければチャットデモは作成されません。
作成したプロジェクトへ移動し、必要モジュールのインストールをしたら、アプリケーションを起動してみましょう。 http://localhost:3000にアクセスすると、Websocketを使用したチャット画面が表示されます。
% cd mysocket % npm install % node app.js
まとめ
今回はとりあえずsocketstreamを使用したサンプルを動かしてみました。 次回は生成されたソース内容を確認してみましょう。